興味あること

興味深いことをいろいろと。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【体】手の指が切断される事故は、意外と多く発生している

手の指が切断される事故は、意外と多く発生している。昭和58年9月11日の朝日新聞・神奈川地方版によると、プレス作業に従事する3万人のうち、約420人が、プレス機械にはさまれるなどして、約400本の指が失われている。また東京では、平成28~30年の3年間に、…

【体】人間の触覚のなかで一番鋭敏なのは舌先である

人間の触覚のなかで一番鋭敏なのは舌先である。二点識別能という検査がある。これは、ゼムクリップをU字形に伸ばし、両端(2本の先端)を皮膚に軽く押し当てるというもの。両端が開いていれば、皮膚は2つのものが当たっていることを認識できるが、間隔が狭ま…

【歴史】七五三は、いまでは単なる行事と化しているが、江戸時代には親の切実な願いが込められていた

七五三は、いまでは単なる行事と化しているが、江戸時代には親の切実な願いが込められていた。江戸時代末期、飛騨での平均寿命は28歳だった。飛騨の平均寿命は以下の通り。 男 28.7歳 女 28.6歳 これは飛騨だけの現象ではなくて、当時、0~5歳の死亡率は、全…

【体】人間は誰でも5〜10個ほどの欠陥遺伝子を持っている

人間は誰でも5~10個ほどの欠陥遺伝子を持っている。しかし一般的には、他の大部分の正常遺伝子のかげに隠されてしまうため、異常となって表面に現れてくることはまれである。ちなみにヒトの遺伝子の総数は、2万と少し。比率でいうと、0.025~0.050%になる。

【体】手には「解剖学的嗅ぎたばこ入れ」と呼ばれる部分がある

手には「解剖学的嗅ぎたばこ入れ」と呼ばれる部分がある。解剖学的嗅ぎたばこ入れとは、手の親指と人差し指の付け根にできる、小さなへこみのことで、医学用語である。古来、ヨーロッパでは、このへこみに嗅ぎたばこをのせて、その香りを楽しんだことから、…

【歴史】明治維新後、世間では、わけのわからない薬がたくさん売られていた

明治維新後、世間では、わけのわからない薬がたくさん売られていた。明治4年には、浮気をしなくなる薬が売られていた。また脳卒中に効果があるとして、金塊を煮ただけの薬も売られていた。当時は文明開化により、様々なものが日本へ流入してきていた。しかし…

【月】月に関連するあれこれ

月に関連するあれこれ。クロワッサンとは「三日月」という意味のフランス語。 クロワッサンは、マリー・アントワネットがオーストリアからルイ16世に嫁いだ際に、フランスに伝わったとされる。ハネムーン(Honeymoon)の語源には2つの説がある。 1つ目は、結…

【歴史】静岡県は、明治維新のとばっちりにより、しかたなく、茶の名産地になった

静岡県は、明治維新のとばっちりにより、しかたなく、茶の名産地になった。江戸時代、徳川幕府は江戸防衛のために、街道筋の川には橋をかけなかった。また船を使うことも許されず、独力で渡ることも許されていなかったため、川を渡るためには、川越し(川渡…

【恋愛】明治時代、ラブレターは学校の石垣などにねじ込まれていた

明治時代、ラブレターは学校の石垣などにねじ込まれていた。明治23年(1890)8月1日の読売新聞によると、京都のとある女学校では、学校の板べいと石垣のすき間がラブレターの交換所となっており、朝、女学生がそこへラブレターを差し込むと、木陰に隠れてい…

【歴史】ローマの遺跡フォロ・ロマーノは、西ローマ帝国崩壊後、ずっと牧草地だった

ローマの遺跡フォロ・ロマーノは、西ローマ帝国崩壊後、ずっと牧草地だった。西ローマ帝国が崩壊したのは、476年。その後、自然災害や風雨などにさらされて崩壊していき、雑草や樹木の茂る廃嘘となった。ルネサンス時代には、歴代の教皇たちが競い合うように…

【医療】昔、ミイラは薬だった

昔、ミイラは薬だった。18世紀まで、ヨーロッパでは、薬としてエジプトのミイラが処方されていた。 医学界には批判者もあったが、医者は内科の病気の特効薬として、ミイラの粉の服用をすすめた。そのために消えたミイラは、かなりの数にのぼるという。江戸時…

【歴史】ローマ皇帝の中には、剣闘士としてコロッセオで戦っていた人物がいた

ローマ皇帝の中には、剣闘士としてコロッセオで戦っていた人物がいた。西暦180年に即位したコンモドゥス帝は、毎朝、朝食前に虎を一匹殺すのが日課となっており、猛獣との格闘に喜びを感じていた。また彼は、ギリシア神話の英雄へラクレスに心酔しており、ヘ…

【歴史】昭和21年、戦争に負けたせいで、日本の貨幣価値はめちゃくちゃだった

昭和21年、戦争に負けたせいで、日本の貨幣価値はめちゃくちゃだった。教師の月給は、150円。進駐軍のために、看板に文字を書くだけの仕事の人は、「UMEDA, OSAKA」などと書くだけで1枚あたり80円もらえたため、2枚書くと、教師の月給を超えた。その後、教師…

【月】中秋の名月は、満月ではないことの方が多い

中秋の名月は、満月ではないことの方が多い。中秋の名月とは、旧暦8月15日に現れる月のことをさしているが、厳密にいうと76%の確率で満月ではない。月は新月の日を起点として、14.76日をかけて満月になるが、新月の時間が午前6時以降であれば、0.25日以上の…

【歴史】明治維新後、女性は洋服を身につけるようになったが、明治23年(1890)に、洋服文化は一度滅亡した

明治維新後、女性は洋服を身につけるようになったが、明治23年(1890)に、洋服文化は一度滅亡した。明治16年、東京・日比谷には鹿鳴館が建てられ、上流社会の婦人、令嬢たちは洋装に身を包み、毎晩のように舞踏会に参加していた。しかしこの頃から、原因不…

【歴史】ローマのコロッセオでは、1日に5000頭もの猛獣が殺害されていた

ローマのコロッセオでは、1日に5000頭もの猛獣が殺害されていた。コロッセオで取り扱われていた猛獣は、ゾウ、サイ、ライオン、トラ、クマ、ヒョウ、オオカミなど。猛獣同士を戦わせたり、剣闘士と戦わせたりして、無数の血を流していた。またコロッセオでは…

【香料】においの一つひとつには、音が割り当てられている

においの一つひとつには、音が割り当てられている。1891年、フランスの著名な調香師ピエスは、香気の調和を音階にたとえた「香階」を発表している。これは、香料の原料となる香りを高音階と低音階にわけ、音の一つひとつに、においをあてはめたものである。 …

【医療】全身麻酔と飲酒は同じようなものである

全身麻酔と飲酒は同じようなものである。全身麻酔を行うと、 痛みの感覚が鈍くなり やがて興奮状態となり しだいに眠ってしまい やがて呼吸が止まる 人は飲酒すると、 痛みが止まり、 大声をあげてわめき散らかし やがて眠ってしまい 急性アルコール中毒の場…

【医療】BMIが25を超えると、メタボリックシンドローム(肥満)であると診断されるが、実は、BMIは25前後の方が最も長寿である

BMIが25を超えると、メタボリックシンドローム(肥満)であると診断されるが、実は、BMIは25前後の方が最も長寿である。これは、2000万人による追跡調査により判明している。しかし厚生労働省は、メタボリックシンドロームを保険政策に取り入れ、BMIが25を下…

【音楽】オーケストラのシンバルは、何回の鳴らす曲よりも、たった一回だけ鳴らす曲の方が難しい

オーケストラのシンバルは、何回の鳴らす曲よりも、たった一回だけ鳴らす曲の方が難しい。たった一回だけだと、百戦錬磨のシンバル係でも緊張してしまうらしく、タイミングを間違えてしまうことがよくあるという(芥川也寸志の話より)。

【節約】昔は電話代が高かったため、電話代を節約するために、録音した音声を10倍速にして相手に伝えていた

昔は電話代が高かったため、電話代を節約するために、録音した音声を10倍速にして相手に伝えていた。相手側は、その音声を録音し、10倍の遅さで再生することで、どのような用件かを理解していた。また、盗聴もある程度防げたという。電話料金が高い国際電話…

【歴史】江戸時代、子供の疳(かん)の虫を治すための薬にアカガエルが使われていた

江戸時代、子供の疳(かん)の虫を治すための薬にアカガエルが使われていた。『和漢三才図会』(1712年)によると、アカガエルは「五疳の薬に入れて、もって効有り」と、その効能の良さを示している。疳の虫にはヤナギムシも効くといわれていた。ヤナギムシ…