興味あること

興味深いことをいろいろと。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【植物】ゾウやキリンは、ヤシの実を食べて酔っ払っている

ゾウやキリンは、ヤシの実を食べて酔っ払っている。ヤシの実には、自然の酵母菌がたくさん住み着いている。そしてその酵母菌は、ヤシの実のブドウ糖を分解し、発酵させることでアルコールを作り出している。そのため、ヤシの実にはアルコールが含まれており…

【体】人間は、微生物同士の戦いのとばっちりを受けて、病気になる

人間は、微生物同士の戦いのとばっちりを受けて、病気になる。基本的に、微生物には人間を攻撃する意志はない。しかし微生物は種族維持のために、自分以外の微生物(細胞)を殲滅するように、遺伝子にプログラムされている。そのため微生物同士は、常に熾烈…

【食物】食中毒を引き起こすO157(腸管出血性大腸菌)は、18分に1回分裂する

食中毒を引き起こすO157(腸管出血性大腸菌)は、18分に1回分裂する。そのため、O157のついた食べ物を食べてしまうと、食事中であるにもかかわらず、吐き気におそわれることもある。O157は、カプセルのような形をした細胞壁によって守られている。そのため、…

【食物】日本人は、猛毒のふぐの卵巣も食べるし、猛毒のソテツも食べる

日本人は、猛毒のふぐの卵巣も食べるし、猛毒のソテツも食べる。石川県では、フグの卵巣の糠漬け(ぬかづけ)が食べられている。フグの卵巣には猛毒のテトロドトキシンが含まれているが、塩漬けにして、ぬか味噌に2年以上漬け込むことで、毒を抜いている。奄…

【水】上水道や下水道の中間の水として、中水道というものがある

上水道や下水道の中間の水として、中水道というものがある。中水道とは、雑用、工業用などに使用される水道のことで、飲用することはできないが、トイレなど、水を必要とする設備などでよく使われている。新幹線の洗浄に使われているのも、この水である。し…

【暦】現在使われている曜日(七曜)は、空海が唐から持ち帰った経典に含まれていた

現在使われている曜日(七曜)は、空海が唐から持ち帰った経典に含まれていた。経典の名前は宿曜経(すくようきょう)*1。もともとは、インドの暦学の集大成と位置づけられており、日時の吉凶善悪を二十八宿と七曜で決めるというものだった。その後、明治時…

【水】日本領・樺太の飲み水の色は赤黒かった

日本領・樺太の飲み水の色は赤黒かった。敷香(地名・現ポロナイスク)の街なかを流れる幌内川(ほろない)の水が赤黒かったため、池も排水口も、そこから作られる飲用水もすべて赤黒かった。水が赤黒い理由は、フミン酸などの有機物が豊富に含まれているた…

【語源】1日(ついたち)という言葉は、「月が立つ」という意味である

1日(ついたち)という言葉は、「月が立つ」という意味である。昔の暦は、月の満ち欠けが基準となっていたため、月が初めて立つ(現れる)二日月(ふつかつき・新月の次)のことを、ついたちと呼んでいた。ローマ帝国では、ついたちの月が見えると、係の者が…

【医療】傷を放置するとズキズキと痛むのは、空気中の細菌が傷口から入り込み、肉を溶かしてしまうからである

傷を放置するとズキズキと痛むのは、空気中の細菌が傷口から入り込み、肉を溶かしてしまうからである。また傷を放置したままにしていると、細菌が肺へと入り込み、肺炎になる場合がある。細菌は、手術によって切り開かれた場所からも体内へと入り込んでしま…

【暦】六曜は単純な計算式によって成り立っている

六曜は単純な計算式によって成り立っている。六曜の計算式は以下の通り。M=月(旧暦) D=日(旧暦)(M+D)÷6=AあまりNN=0:大安 N=1:赤口 N=2:先勝 N=3:友引 N=4:先負 N=5:仏滅たとえば、旧暦が5月8日の場合は、(5+8)÷6=2あまり1となり…

【体】家の壁が白壁だった時代、子供は回虫やサナダムシに寄生されると、白壁土を食べていた

家の壁が白壁だった時代、子供は回虫やサナダムシに寄生されると、白壁土を食べていた。白壁土以外にも、鉛筆の芯、線香、糸、紙などを食べていたと記録されている。これは、本態(原因)は不明とされているが、寄生虫から出た毒素により神経細胞が刺激され…

【歴史】第二次世界大戦中、鉄不足に悩んでいた日本は、砂鉄から純鉄を作ろうとしていた

第二次世界大戦中、鉄不足に悩んでいた日本は、砂鉄から純鉄を作ろうとしていた。砂鉄とアルミニウムと混ぜて盛り上げ、その上に土をかぶせて穴をあけ、穴に薬品をそそいで火をつけると純鉄ができるという。実際にできた。しかし、この工法には無理があった…

【医療】献血をすると、血液検査もしてもらえる

献血をすると、血液検査もしてもらえる。日本赤十字社の「検査サービス」によると、生化学検査(7項目)と、血球計数検査(8項目)をしてもらえる。また受付時に申請さえすれば、B型・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)抗体検査も行…

【交通】日本領・樺太では、タクシーのかわりに、トナカイの橇(そり)が使われていた

日本領・樺太では、タクシーのかわりに、トナカイの橇(そり)が使われていた。トナカイの橇を交通機関として取り扱っていたのは、敷香近くに住むヤクート人。ヤクート人とは、トナカイを飼育しながら半遊牧的生活を送る狩猟採集民のことで、日本統治時代に…

【歴史】第二次世界大戦中、霧で有名なロンドンは、濃霧が発生するたびに、ドイツ軍から大空襲を受けていた

第二次世界大戦中、霧で有名なロンドンは、濃霧が発生するたびに、ドイツ軍から大空襲を受けていた。一般的に、霧の高さはそれほど高くはならないため、ドイツ軍はやすやすとロンドン上空に侵入して爆撃を続け、攻撃機をうまく発着させることができなかった…

【歴史】水素で浮上する飛行船は、よく爆発していたが、火災の直接的な原因は水素ではない

水素で浮上する飛行船は、よく爆発していたが、火災の直接的な原因は水素ではない。当時、飛行船の風船部分は可燃性の素材でできていた。また、無線通信を行なうと、時おり小さな火花(静電気)が生じたため、それが風船部分に引火し、その後、水素に引火し…

【歴史】昔、マンモスは、モグラの仲間だと思われていた

昔、マンモスは、モグラの仲間だと思われていた。マンモスとは、ロシア語で「土の動物」という意味。永久凍土の中から発見されていたため、土の中の生物だと思われていた。ブフィツェンマイエルのマンモス発掘記の抄訳『マンモスを求めて』によると、古代支…

【氷】土の中で水が凍ると、土の体積が増加してしてしまうため、地面は盛り上がる

土の中で水が凍ると、土の体積が増加してしてしまうため、地面は盛り上がる。これは、凍上現象と呼ばれており、北海道よりも寒冷な地域で発生する。身近な例でいうと霜柱のことで、これが大規模に発生したものだと考えるとわかりやすい。凍上現象が発生する…

【歴史】ロシアに侵攻したナポレオン軍は、冬将軍に負けたことになっているが、そのような事実はない

ロシアに侵攻したナポレオン軍は、冬将軍に負けたことになっているが、そのような事実はない。1812年9月7日、モスクワ近郊のボロジノで大会戦があり、ロシア軍は市民とともにモスクワよりさらに奥地に撤退した。ナポレオン軍は無人のモスクワへ入ったが、直…

【水】0℃の水と、0℃の氷では、保有している熱量(エネルギー量)が異なる

0℃の水と、0℃の氷では、保有している熱量(エネルギー量)が異なる。0℃の水を凍らせるためには、さらに熱量を奪う必要がある。その時の熱量(潜熱)は、1g当たり80カロリー。0℃の水と、0℃の氷が持つ熱量の違いは、以下の実験からも確認できる。80℃のお湯100g…

【歴史】日本領・満州では、冬場の野菜の貯蔵にことごく失敗していた

日本領・満州では、冬場の野菜の貯蔵にことごく失敗していた。ロシア人は、台所の床下に野菜を貯蔵し、冬の間ずっと野菜を食べていたが、なぜか日本人がそれを真似すると、野菜は腐り、人々はビタミンの欠乏症に陥った。当時、満州に渡った日本人は貧乏だっ…

【歴史】忠臣蔵で有名な赤穂浪士の戒名には、「刀」や「劔」がついている

忠臣蔵で有名な赤穂浪士の戒名には、「刀」や「劔」がついている。これは、斬罪に処された罪人だけにつけられる戒名で、徳川幕府が指定したものといわれている。忠臣蔵の中心人物となった大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の戒名は「忠誠院刃空浄剣居士」。…

【食物】そうめんは、もともと縄のように太かった

そうめんは、もともと縄のように太かった。昔のそうめんは、小麦粉と米粉を3対1くらいにに混ぜ合わせ、それを手でこね、縄のようにした代物であったため、古人はそうめんのことを「麦縄(むぎなわ)」と呼んでいた。また『延喜式」には「索麺(さくめん)」…

【歴史】「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるが、失火のほとんどは放火だった

「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるが、失火のほとんどは放火だった。消失した町を復興するには、大工や土方、左官などが多く必要となるところから、それらの仕事に従事する人たちが経済的な利益を享受するために火をつけていたとされる。彼らはもの…

【化学】固体の塩は電気を通さないが、加熱して液体にすると電気を通すようになる

固体の塩は電気を通さないが、加熱して液体にすると電気を通すようになる。固体の塩(塩化ナトリウム)は、ナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)が交互に規則正しく配列されており、静電気力によってしっかりと固定されてしまっているため、イオン…

【将棋】将棋には、パンツを脱がなくてはならない局面がある

将棋には、パンツを脱がなくてはならない局面がある。将棋には、穴熊と呼ばれる囲い(守り方)があり、穴熊は桂馬を動かすことなく作られる。桂馬は堅陣の一角を形成しているため、容易に動くことはないが、局面によっては桂馬が跳ねていくこともあり、その…

【歴史】男性がするものというイメージか強い切腹は、女性もしていた

男性がするものというイメージか強い切腹は、女性もしていた。将軍・足利義政の乳母・今松の局は、将軍の妻・日野富子の讒言(ざんげん)により、北国へ流される途中、近江の国で割腹自殺した。浅野吉長の妻・前田節子は、夫の吉長が遊蕩のかぎりをつくし、…

【歴史】江戸時代、飢饉が起きると、人々は雑草を食べていたが、それすらなくなると、種麦まで食べていた

江戸時代、飢饉が起きると、人々は雑草を食べていたが、それすらなくなると、種麦まで食べていた。種麦がなくなると、秋に麦まきができず、翌年も食べるものがない状態となってしまうが、それでも食べた。しかし人々が翌年以降も生き続けることができたのは…

【昆虫】アメンボは、洗剤を混ぜた水に浮かべると溺れる

アメンボは、洗剤を混ぜた水に浮かべると溺れる。アメンボは表面張力を利用して水面に浮かんでいる。しかし洗剤に含まれる界面活性剤には、表面張力を弱める作用があるため、アメンボは表面張力で浮くことができず、溺れてしまう。

【誤認】ドライアイスを水に入れたときに出る白い煙は二酸化炭素ではない

ドライアイスを水に入れたときに出る白い煙は二酸化炭素ではない。それは、冷たい二酸化炭素によって冷やされた空気中の水滴である。ドライアイスを水の中に入れると泡が出てくるが、それが二酸化炭素である。二酸化炭素は無色透明であるため、目で直接確認…