【食物】「ごはんですよ」などの海苔の佃煮は、戦後にできた食べ物である
「ごはんですよ」などの海苔の佃煮は、戦後にできた食べ物である。
桃屋は、もともと果物の缶詰を主力製品として生産していた。
しかし、終戦による輸入の自由化により、欧米の安い食材がどんどん日本に入ってくることを危惧した同社は、自由化が推進されても、外国製品に絶対に踏み込まれることがない商品群を充実させるために、海苔の佃煮のびんづめを発売した。
江戸むらさきとは、もともとは色の名前である。
古代からの紫色は「京紫」と呼ばれていたが、これに対し、江戸時代には赤味がかった紫が創作され、江戸庶民に親しまれた。
また江戸では、醤油のことを「むらさき」と呼ばれていたため、醤油が使われているという意味も込めて「江戸むらさき」という商品名になった。